映画『ハドソン川の奇跡』

このゴールデンウィークは、3日間連続映画鑑賞で楽しむことにしました。

昨日は「シン・ゴジラ」。
今日は「ハドソン川の奇跡」(原題Sully)

2016年のアメリカの映画
監督はクリント・イーストウッド
キャスト:トム・ハンクス、アーロン・エッカート

実話です。
2009年に起こったUSエアウェイズ1549便不時着水事故(通称“ハドソン川の奇跡”)を映画化したもので、原題「Sully」は、USエアウェイズ1549便の機長チェスリー・サレンバーガーのニックネームとのこと。

乗客・乗員全員を奇跡的に救った英雄であるはずの機長が、犯罪者であるかのように追いつめられていくストーリーを聞いて、何となく観るのをためらっていましたが・・・。

(これから観る人はネタバレ注意)
観て良かった!映画でこんなに感動したのは久しぶり。
全員生還できたにもかかわらず、事故後の調査で「ハドソン川への着水」という機長の判断が不適切だったのではないかと追いつめられていく機長Sullyが、混乱しながらも最後まで自分の判断を信じて戦っていく姿と「不時着水は正当な決断であったこと」を立証していく力に感動した。映像特典も見応えあり。あの奇跡は、機長が彼であったからこそ起こせたと確信。
でも、彼の最後の言葉、「あの出来事は決して奇跡ではないし、自分がヒーローであるとも思っていません。私は普段の訓練どおりのことをしただけです。全ての乗客、そして乗務員が一致団結したからこそ、1人の犠牲者もなく全員助かったのだと私は思っています。」
素晴らしい人格者です。こんな心を忘れないようにしたい。
あと、彼は、着水後、少しでも早く救出されやすいように水上タクシーや観光船、沿岸警備隊の警戒船や消防艇などがたくさんいる港に近いところを狙って着水していたことにも驚いた。

最後になってしまったけど、それを演じるトム・ハンクスも本当に素晴らしかった。彼の映画は『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『グリーンマイル』『ターミナル』などなど結構観てるけど、一番感動したかも。
実話の内容自体も、映画としても、すべてが素晴らしかった!

この記事を書いた人

なおこ

京都市内在住の薬剤師です。
仕事の中での気づき、想うこと、服薬ケア研究会での深い学び、糖質制限食などの食に関する学びや私なりの知見を発信しています。
好奇心旺盛、学ぶことが大好きなので、その他にもいろんなテーマで誰かのお役に立てそうな情報も発信中。