異動先の薬局にて〜風邪ぐすり〜

引越しして、異動先の薬局に初出勤しました。

はやり緊張しますね、初めてのところでは。
同じグループ会社で、共通ルールでやっているはずだけど、ちょっとした手順やルールは薬局毎にやはり違っています。
午後から、ようやく投薬(患者さんにお薬をお渡しすること)できる余裕がでてきました。午前中は、棚や引き出しの薬がどんなものがあるか、知らない薬がないかチェックしたり、薬を処方箋にそって集めたり、監査(最終チェック)したりしていました。

今日は、1歳の赤ちゃんが風邪薬を飲んでくれないと悩まれているお母さんに、本来は咳は無理に止めずに痰を出した方がいいし、熱もむやみに下げない方がいいことをお話しして、飲まないと治らないということではないこと、お薬は、体の免疫力が風邪をやっつけるまでの間、どうしても辛い症状があれば、その症状を少しでも和らげて体を楽にするために飲んでいるだけなんですよ、というようなことをお話ししました。あっ、そうなんですねと少しホッとされた表情でした。一番困っているのは咳で、特に夜が酷くて寝にくそうとのことだったので、1日3回出ているけれど、夜だけでもなんとか飲んでくれるといいですねとお話ししました。

風邪ぐすり

風邪は、8割くらいはウイルスが原因なので、抗生剤も本来のまなくていいことが大半です。抗生剤は細菌を殺す薬で、ウイルスには効きません。では、なぜ出されるのか・・・?体が弱っているので、さらに細菌感染しないように念のためといわれていますが、海外では風邪で抗生剤は出ないようです。風邪を治しているのは、自分の体の免疫力なので、暖かくしてゆっくり休養が一番大事なんですね。薬は風邪を治すことは出来ません。辛い症状を一時期に抑えます。でも、咳を止める、熱を下げるなど免疫の邪魔をする面もあるので、最小限にのみましょう。

医師に肺炎とか気管支炎とか起こしていないか診てもらって、その時に、「先生、このまま薬を飲まずに様子をみてもよければ、そうしたいのですがいかがでしょうか」と聞いてみてはどうでしょう。「そう?それならそれでもいいよ。」と多くの場合言われるのではないかと思います。「念のために、熱冷ましだけ少し出しとこうか」と。
飲まないと治らない、悪化すると思われているお母さんも多い気がします。少しずつお伝えしていきます。

この記事を書いた人

なおこ

なおこ

京都市内在住の薬剤師です。
仕事の中での気づき、想うこと、服薬ケア研究会での深い学び、糖質制限食などの食に関する学びや私なりの知見を発信しています。
好奇心旺盛、学ぶことが大好きなので、その他にもいろんなテーマで誰かのお役に立てそうな情報も発信中。