今日は、私が5年前から参加している「岡村ゼミ」を紹介します。
本物の薬剤師を目指す薬剤師のための少人数ゼミで、今、関西とつくばと名古屋で開かれていて、ゼミ生は総勢20人くらい。鹿児島にも昨年までありましたが、今はその3カ所です。
つい先日の日曜日にも、つくばの服薬ケア研究所で開かれました。
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今日は人数が多めで、8人。一番遠くは新潟から、あと、栃木、京都,岐阜、大阪など本当にあちらこちらから集まってきます。
年齢も20代後半から60代まで幅広いです。学びたいという気持ちがあれば年齢は関係ないと、ゼミに参加するようになって、本当に信じられるようになりました。
今回のテーマは脳梗塞!
- 血液が出来るまでの合成経路を説明しなさい。
- 脳梗塞(アテノーム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、心原性脳梗塞)の病態機序を説明しなさい。
- 凝固・線溶系の流れを詳しく説明し、そこに作用する薬の作用機序を説明しなさい
(rt-PAはなんで発症4.5時間以内でないと有効じゃないかはここの担当者がやる) - 血小板系の流れを詳しく説明し、そこに作用する薬の作用機序を説明しなさい。
- アテノーム血栓性脳梗塞の治療方法・使用される薬とその使い方を説明しなさい。
- ラクナ梗塞の治療方法・使用される薬とその使い方を説明しなさい。
- 心原性脳梗塞の治療方法・使用される薬とその使い方を説明しなさい。
- 治療の指標となる検査値(PT-INRやAPTTなど)について詳しく調べ説明しなさい。
こんな課題を皆で分担して発表し合うのです。薬のことだけでなく、血液ができるまでの合成経路など、生理学の課題もあるので本当に勉強になります。うわべだけの勉強じゃないので、理解が一段と深まります。
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