「低糖質・高脂質食(糖質制限食)」で、薬飲まずに血糖コントロールが良好になった糖尿病患者さん

【「低糖質・高脂質食(糖質制限食)」で、服薬せずに血糖コントロールが良好になった糖尿病患者の1例】について発表!
(服薬ケア医療学会11回大会    2021/10/10  名古屋市公会堂)

実は、この↑「糖尿病患者」さんとは私の夫です。
夫は、10年前に糖尿病を発症したのですが、ある食事療法をすることによってここ10年間、薬を飲むこともなく
血糖値も下がり、毎日美味しいものを食べて、元気ピンピンで過ごしています♡

一緒に同じ食事を始めた私も、すごく元気になりました!
それまでも、健康で元気な方だと自負していましたが、自分史上最高の元気を手に入れました!人生が大きく変わりました。

この食事は、「糖質さえ控えれば、お肉、脂質を避けることなくお腹いっぱい食べれる」ので、美味しく楽しく続けられます!なので10年間続いてきましたし、もう元には戻れません^^

通常は、糖尿病患者さんの平均寿命は健常人よりも10年短いと言われています。
でも私は、糖質制限を実践されている糖尿病患者さんは、健常人と変わらない寿命、いやむしろ長生きかもしれないと、感じています。
それは、糖質制限実践者は、健康に良い効果のあるケトン体、ケトン体質になるからです。「ケトン体」については、長くなるので、また改めて別の記事でお話しします。

発表目的

けれど、私たちがとても元気になったこの食事療法は、実は日本では正式には認められていないのです。
今回の発表の目的は、「私たちが元気になったこの糖質制限食を糖尿病の食事療法の一つとして認めてもいいのではないか」という提言をすることでした。
個人的には、もっというと、「糖尿病の食事療法は、糖質制限食しかない」と感じています。

日本糖尿病学会が「糖尿病の食事療法としては、カロリー制限食のみ」としており、多くの糖尿病患者さんは、「カロリー制限食」を指導され、現実問題として空腹との戦いになるので継続は難しく、じわじわと薬が増え、悪化していくことが多いのが現状です。

糖質制限食を指導・実践されている医師は、ごく少数派です。
けれど、この少数派の医師らの実施されている糖質制限食の効果はとても大きく、たくさんの方が夫のように薬が要らなくなったり、減らせたりしています。
例えば、京都高雄病院の江部康二医師も、高雄病院の患者さん方の結果を著書にもされています。

ちなみに、アメリカの糖尿病学会では、2013年からは、日本では認められていないこの「糖質制限食」が糖尿病の食事療法の選択肢の一つと認められました。

発表内容

⒈ 食事療法の内容(糖質制限食とプチ断食)
⒉ 10年間の血液検査のデータ
(HbA1c、、中性脂肪、善玉コレステロール、悪玉コレステロール)
⒊最近のリブレ(自己血糖測定器)での2週間の血糖値データ

以上、学会発表報告でした。

糖尿病の方、糖尿病予備軍の方、健診の血糖値の数値が気になっていらっしゃる方で
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追記:
ちなみに、今まで「服薬ケア研究会」という名で活動していた「服薬ケア」が、
今年の4月(2021.4)より「服薬ケア医療学会」となりました。できたてホヤホヤの学会です^^
これは薬剤師の学会で、私にとっては薬剤師としてのやりがいを見つけることができた大切な会であり、今回が8回目の発表でした。

読んでいただいてありがとうございました。

この記事を書いた人

なおこ

京都市内在住の薬剤師です。
仕事の中での気づき、想うこと、服薬ケア研究会での深い学び、糖質制限食などの食に関する学びや私なりの知見を発信しています。
好奇心旺盛、学ぶことが大好きなので、その他にもいろんなテーマで誰かのお役に立てそうな情報も発信中。