服薬ケア研究会第22回「本物の薬剤師」養成講座〜医療統計学基礎用語がだいぶわかってきた。行動が大事〜

2017/6/11 に 服薬ケア研究会第22回「本物の薬剤師」養成講座が名古屋で開かれました。
テーマは「薬のパンフレット徹底読解」〜もうだまされない!統計学のワナ〜です。
メーカーが作っている、医師・薬剤師向けの新薬のパンフレットの読み取り方についてです。

「選択的SGLT2阻害剤 ジャディアンス(糖尿病薬)」のパンフレット(総合版の方です)を参考に講義がありました。
お断りしておきますが、だまそうとしている悪いパンフレットの例というわけではありません、笑。

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他社のパンフレットをじっくりみてないので確かではありませんが、10年前のパンフよりかなり、パンフ自体がレベルアップしている気がしました。現在、エビデンスの有無などかなり医療者に認識されて来たからでしょうか。そのあたりを意識した表現になっています。
製品に都合の悪いデーターもちゃんと載せてありました。誠実ですね。ただし、読み取る力がこちらにないと、それさえもわからない。このメーカーは真摯な態度だなとか、正直に載せてるから評価できるとか、結局参考資料でしかない・・とかもわからないということで、残念ですね。

と、えらそうに書いていますが、
今までに医療統計学や今回のような勉強会・ゼミに4〜5回は参加したので、やっと先生の講義を聞いていて、「あっ、あのことね」とスッと理解できる瞬間が増えてきました。一体、それが全体の何割に当たるのかわかりませんし、おそらく亀のような歩みに違いないのですが、何もしないよりは成長してるってうれしいです。
先生の講義は、統計が苦手な人、全くの初心者でもわかることをめざした講義です。それを何度か受けるうちに一応、基礎的統計用語の知識が増えて、かなり話についていけるようになっていることが感動です。私にもできた!ですね。自己肯定感が上がります。

あらためて今回の資料を見直しましたが、内容が濃すぎて、とてもじゃないけど簡潔にまとめるのは難しい・・・。
また後日、自分の勉強のためにも復習を兼ねてやってみようと思います。でも、いつになるかな・・・こうやって復習をやらずじまいになるのでいつまでも人に説明できるようにはなりません。自分だけわかってることと、人にきっちり説明できることは雲泥の差がありますよね。
それでもなんども回を重ねて講義を聞くだけでも、一歩一歩成長できているのを感じます。聞きっぱなしでも成長できる!まずは行動が大事だなと思います。

たしかに、きちんと講義のあと少しでも復習をしていれば、あるいは「つるったぐり勉強法(あとで説明します)」を実践していれば、もう医療統計学をかなりモノにできているはずなのにと思うと残念ですが・・・。きっと一部の人を除いて、みんな忙しくてなかなかできないですよね。まずは勉強会に参加しているだけでも、えらい!(自分褒め)聞きっぱなしでも私程度(どんな程度?ですが)にはなれます。

つづく

この記事を書いた人

なおこ

京都市内在住の薬剤師です。
仕事の中での気づき、想うこと、服薬ケア研究会での深い学び、糖質制限食などの食に関する学びや私なりの知見を発信しています。
好奇心旺盛、学ぶことが大好きなので、その他にもいろんなテーマで誰かのお役に立てそうな情報も発信中。