今日の薬局での一コマ。
81歳のおばあちゃん。3ヶ月ぶりに来局されました。
☆ノルバスクOD5mg 1錠 1日1回朝服用。 35日分
夏の間は血圧が下がって、薬が減ったり飲まなくてよくなったりする方は多いのですが、このおばあちゃんも一旦中止になって、家で血圧のチェックだけしていたそうです。偉い!
薬はできるだけ飲みたくないと思っていたけど、どうしても160以上になってきて昨年から飲み始めていたそうです。
で、夏に中止できて喜んでいたけど、また、涼しくなってきたら160/80くらいになってきて、今日は受診しましたとのこと。
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今日出た薬は6月まで飲んでいたおんなじ薬。
この薬は5mg錠ですが、2.5mg錠もあります。よくよくお話を伺っていたら、以前この薬を飲み始めた時に、急に血圧が下がって、動悸がしたりしたから、もっと優しいのがないか、お願いしようと思ってたのに、先生に言い忘れましたーと。
そこで、「半分の量の錠剤もありますから、そちらを先生にお願いしてみましょうか?」とお話ししたら、お願いしますとのことだったので、電話で「疑義照会」しました。
で、患者さんの意向を伝え、2.5mg錠を提案したところ、OKをいただいたので、2.5mg錠をお渡しすることができました。
できるだけお薬を飲まずに、過ごしたい。できるだけ優しいのを飲みたいという姿勢や、考えは素晴らしいですね。大切です。
血圧は180を超えるようだと少し薬で下げた方がいいようですが、それ以下の方は特に他に疾患がなければ無理に下げない方が、生活自立度が高いという研究結果もあります。
このおばあちゃんも、2.5mg錠のまま涼しい季節をうまく乗り切れればいいなあ。
前回の記事はこちら。