「あまくない砂糖の話」はオーストラリアの俳優デイモン・ガモーさんが作った記録映画です。
まだ見てない方も、ネタバレというほどではないので安心して以下を読んで見てください。
お勉強モードの映画なのかなと、糖質制限食実践者の私も実はちょっと重い気持ちで見始めたのですが・・・笑。自ら人体実験をした彼自身も素敵な人だったし、奥さんもとっても魅力的。軽快な映像で、ユーモアあるナレーションもあり、内容に反して、楽しんで見れました!
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「あまくない砂糖の話」
彼は、初めての我が子が生まれることになって、小さな子供達に良いとされる砂糖を使ったお菓子やシリアル、ジュースって本当にいいのだろうかと、自分の体を使ってあえて糖質を摂る2ヶ月間の実験をすることにしました。それまでは、奥さんの影響で糖質制限のヘルシーな食生活をしていて、引き締まった体をしていました。
この実験で驚くのは、彼は決してジャンクフードを食べまくったわけではなく、ごく平均的と言われる食生活をしたんです。オーストラリアの人は1日に平均40ティースプーンの砂糖を摂っているそうです。それで、一般にヘルシーと言われてる(けど、実は砂糖が多く含まれている!)低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュースなどを食べることで、彼は毎日40ティースプーン分の砂糖(160g)を摂りました。(日本人も変わらないそうですは、平均ティースプーン18杯分の砂糖を摂っているらしい)
ヘルシー食品と思っていても、いろんなものに実は糖が使われていて、いつの間にか知らない間にとらされてるんですね!
カロリーは、それまでと同じかむしろ低いくらい!高脂質低糖質な食生活から、低脂質高糖質な食生活に変えたのです。カロリーは変わらないのに、2ヶ月間で彼は何キロ太ったでしょうか?
その影響は?体重はもちろん、心は?肝機能は?インスリン分泌は?・・・。ぜひ、映画を見てみてください!!!
糖質制限食を学んで実践してる私は、ある程度はうんうん、そうだ、そうだと思いながら見てましたが、ここまでとは!!・・・驚きました。
このくらい大丈夫でしょうと思っているあなた、脂質が悪者だと思ってるあなた!
この映画を見たら、えーーーの連続で、人生が変わるかもしれませんよ。
彼は、メーカーを名指しではっきり批判していますし、砂糖が健康に害がないと発表した研究者自身にも体当たりのインタビューをしています!
感想・まとめ
つまり、重要視すべきなのはカロリーではなく、糖質なんですね!
これからは、食品を選ぶときは、「低カロリー」ではなく、「低糖質」を選ぼう!
“砂糖には依存性”があって健康を害するのです!タバコや麻薬となんら変わらない!
そしてタバコ・麻薬よりももっと大きな問題があって、それは、”親が子供に疑問なく与えている”ということです!!
食品・砂糖業界と研究者の関係は、製薬会社と医師・厚労省の関係と全く同じですね。
少し前ですが有名な事件としては、ディオバンという血圧の薬の事件がありましたね。よかったら調べて見てください。これは氷山の一角に過ぎません・・・。
業界と研究者・国(政治家)の間に、実は利害関係がある構造を、私たち一般人ももっともっと認知しないといけません。どんなに偉そうな人が発表した研究報告だろうと、その研究資金をどこが出しているかを必ずチェックする習慣をつけないといけません。企業に研究資金を出してもらいながら、その企業にとって不利な研究結果をそのまま発表するのはとても難しいでしょう。本当に公平に研究する気があるのならば、当事者である企業からの資金援助は避けるべきです。
国が発表したから、偉い人が発表したからと、頭から信じずに、私も含めて国民が「研究資金はどこが出しているのかをチェックする習慣」を身につければ、騙されることなく、操作されることなく、本物の情報を得やすくなると思いました。
この映画は、アマゾンプライムビデオで400円で見ることができます。情報量の多い吹き替え版がオススメだそうです。(後で知りました、字幕版を見てしまいました)
YOUTUBEでは300円のようです。
ぜひ見てみてください!
*ちなみに、逆に「普通食の人が2ヶ月間糖質制限食にした実験」があります(^。^)こちらです!息子の話です^ ^
*製薬会社と医師・厚労省の関係やディオバン事件については、こちらにも少し書いています。